ここ10年ほど、京都・大阪・東京など、あちこちの庭園をはじめとする文化施設をよくおとずれて見聞を広めています。
昔から歴史や美術・建築が大好きでしたが、実際に訪れて体感することによってしかわからないものというのはあるものですね。
今年は京都御所に訪れた時にちょうど松の剪定が行われていて(6月)、じっくりと様子を拝見することができました。京風の松の剪定は仕立物の型を作っていくのではなく、松にしろツツジ類にしろ自然風に透かし剪定をするのが特徴です。もみあげとロウソク摘みを樹勢に応じてやっている様子が間近にうかがえました。NHKで足立美術館庭園との剪定の仕方の比較がよくわかる番組を見たことがあるのですが、実地にてよく確認することができました。
たくさんの職人さんが観光客に配慮しながら作業されていて、こんなところでの仕事は誇らしいだろうなあと思いました。
庭園以外にも植物園にもよく行きます。歴史ある植物園は日本の文化・教養を支える場所でもあるということを感じました。勉強をするということはとても楽しい。生命や歴史・文化というものの素晴らしさに感動することしきりです。

京都御所

御所の松の剪定の様子

京都植物園「きのこ文庫」
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